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はじめに

   廃棄消火薬剤を肥料原料に転化し、
        その商用化を実現するために。
     〜廃棄コストの圧縮と循環型社会の実現に向けて〜


  主流である粉末消火器に含まれるABC粉末消火薬剤の大部分は「窒素」と「リン」から構成されており、一般的に肥料の主要3要素と呼ばれる「窒素」・「リン」・「カリウム」の内、2つを満たしています。この部分に着目し、これが肥料原料として再利用できないかと考え、研究を開始し、商用化への提案を考えています。


  しかしながら、消火薬剤を構成する前記の「窒素」と「リン」は、消火薬剤としての必要な機能を果たすため、その製造段階において、防湿・微粉加工をしています。そのため、これを即、肥料原料に転化することはできません。


  表面改質技術を考案し、この技術により、防湿性・微粉性を解消することが可能となってきています(この技術はモリタが特許を取得し、肥料登録をしています)。 


  現状では産業廃棄物となっていることでも問題のある、期限切れの消火器中の消火薬剤に表面改質を施し、肥料原料化を実現することで、現在叫ばれている「循環型社会」の実現に寄与できると考えました。


  特定非営利活動法人地域循環研究所では、九州内の不用消火器の市場調査を実施し、回収販売のシステムの提案をしていくことで、消火器リサイクル費用を市場化していくことを目指しています。



 

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