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「使用済みの消火薬剤を利用したリサイクル肥料で、液肥にもともと足りなかった成分を補うことができる。しかも、安く手に入り、農家の負担も少なくてすむ。」

椎田町は使用済み消火剤のリサイクル肥料の導入を決めました。椎田の液肥は新たにリンを追加する必要がなくなり、それだけで完璧な肥料となり、より農家が利用しやすい形になったのです。


 やっぱり稲の育ちが違う。稲の藁の部分の太りが違う。稲ががっしりしてる。

 リン酸というのは寝肥えなんで根の部分から十分に養分を吸収すると稲藁自体がしゃんとするんじゃないんですかね。 

 同じく使っているところでも稲が寝ちゃったしたことろが多いんだけど、うちのはベターとはねてないですもんね。その点、リン酸が余計に入っているせいか、稲が強いような気がするんです。



「これができたおかげで完全肥料になった。消費者にこれは液肥で作った米だと言える自信を持った。」という
田中さん

 消化薬剤を入れる前はリン酸肥料が足りなかったわけでしょ?だから窒素分の少ない肥料を選択して使っていたんです。

 窒素、リン酸、カリ分はやらないといけないんだけど、その他に土地が酸性になるから土地の改良剤というのは使うんですけど、稲、麦に関する限りは、液肥の中に消化薬剤を入れたやつを入れると、他の化学肥料はあまり使わないようになりました。

今年の早期米は4月に田植えして8月に刈り取った分では化学肥料を一切使わなかった、液肥だけですね。天気に恵まれた関係もあるんですけど10俵近くとれましたね。 

「反応を時々聞きに行く。おいしいと言って食べてくれるのは生産者としては嬉しい限り。」という太田さん

地元の小学生が稲刈を手伝う様子。


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